世の中はめまぐるしく変わって行きます
ほんの少し(20年)前まで図面だってドラフターで描いていました
今やドラフターが置いてある事務所を見る事はありません
車も随分変わりましたね
安全性能や燃費、快適なドライブを作るアクセサリー類
便利を追求した結果なのでしょう
日本の技術は諸外国のそれとは違ったかゆい所に手が届く
ような、「こんな事が出来たら良いな」を形にするのが上手ですよね
携帯電話などまさにその例
あれもこれも便利な機能を付けすぎて、その機能を100%
使える人はいるんでしょうか?
あまりに技術が進みすぎて、提供する側が使う側の事を
考えなくなっていたんじゃないでしょうか
これを皮肉ってガラパゴス携帯などと呼ばれています
世界的なニーズはそこには無かったわけです
最低限の機能を備えた商品を極めるって良いですね
住宅なども同様の事が言えないでしょうか?
無駄を排除すれば価格は下がるものです
私の思う一番の無駄はモジュールのこだわりですね
地域によって基準となるサイズが違うのです
本間とか京間とかいうやつですね
これは建材のサイズにもリンクしている事なのでとても重要です
建材メーカーの作るサイズは関東間サイズを基本にしています
ですから設計も関東間サイズで計画するのが無駄がありません
部屋の広さや廊下・階段の幅に影響する事ですが、
住み慣れれば大きな問題では無いと思うのです
又、設計の方法で解消も出来る事なので
島根のような地域でも関東間サイズを意識するべきだと思います
「これがいい」と言っていた時代はとうに過ぎ去り
今や「これでいい」を考える時代
安く納得のいくプランを追求出来たら良いですね
快適な住み心地…って何でしょう?
それは個人によって違うでしょう
ただ一つ言えるのは、それは「ストレスなく休める場所」
でなくちゃいけないと思うんです