現在でも家庭訪問という行事が存在しますね
我が家の子供たちは義務教育ではないので既にありませんが、
初めて迎える先生のため、いつも以上にキレイに掃除をしたりお茶菓子に気を
使ったり、それは緊張の張り詰めたひとときを楽しめます
小さい頃は先生が我が家にやって来るってんで、普段のいい加減な
生活を暴露しないよう母親に頼んだりしたものです
ところで思うのですが、自分にとって「良い先生」というのはどういう先生
なのでしょうか? やさしい先生、授業のわかりやすい先生、おもしろい先生
色々あるんでしょうが、思い返してみると記憶に残る先生は
恐かった先生ですね
覚えているのは叱られたことばかり…
褒められた記憶は殆どありません
中学のとき授業中すごく騒がしくなる先生がいました
若い先生で生徒になめられているんですね
ところが今まで出来の悪かった生徒がグングンと成績が上がって行ったんです
数学でしたけど私もその中の一人
今までず~っと成績が悪く、嫌いな科目だった数学が好きになったんです
不思議なのは成績の悪い子に限って、目からウロコが落ちたかのように
皆んな高得点が取れるようになったんです
その先生が一番はじめにした事はコンプレックスを取り除くことでした
「僕はね、小数点のある掛け算が出来なかったんだ」といつも自分を例にあげて、
「だから君たちも必ず出来るんだ」って言う具合に…
すごく救われた気がしましたね当時
その後は数学が全教科の中では一番好きになりましたね
今思えば間違いなくあの先生のおかげなのです
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