今日は江津市の建材店のちょっとしたフェアがありまして、
特に何の目的もなく一応顔を出してみるか、何か発見があるかも
位のノリで参加してきました
大規模な売り出しではないので売場担当の生の話が聴けるのは有難い
サイディングのコーナーでは光触媒を用いた汚れにくい材料を紹介していた
サイディングの歴史は古くないけど、随分進化してきたと思う
商品をPRするには違いを比べることができる模型やサンプルを使うのは
有効なんだけど、面白いものを見せてもらった
それは吸音天井の比較模型
一方は壁と天井に石膏ボードにクロス貼り
もう一方は壁には石膏ボードクロス貼りだが、天井にはロックウール
吸音板が使ってある
それを見て思い出しました そう、自分が建築を始めた頃は天井は殆どが
化粧石膏ボードだったんですね これは300×600サイズと小さく
施工スピードが遅いためか、必ずそれを使っていたので飽きたのか
近頃では使われなくなっていました
気が付けば住宅の内装と言えば石膏ボードにクロス貼り
我々業者は何をやってきたんだろう
それは本当に住む人のことを考え真剣にチョイスした材料だったのか
建築家の隈研吾という人が書いた「負ける建築」を思い出しました
もっと環境に配慮してさ、住む人の事を考えなきゃダメだ
自分に都合のいい物を建てようとしていないかな
模型の比較ではどれだけ音を吸収するのかが簡単にわかる仕組み
生活する上で音・光・熱等の環境はとても重要なことです
建築費用も大切ですがそこの所を上手く施主に説明できなければ
建築屋失格だなと最近になって思うんですけど、この模型は
そんなことを思い出させてくれました
だから少しだけ発見のあったフェアでした
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