本日は今年最後の出勤となりました
一年の間に積もり積もった汚れを落とす作業が待っていました
陸屋根(ろくやね:一見勾配がついていないように見える平坦な屋根)には防水層
があり、降った雨は最も低い排水目皿へ向かい竪樋へと流れていくのです
ところが、このドレン(排水目皿)、毎回のように詰まってしまいそれはまさに
プールのようになっているではありませんか…
秋になると特に枯葉が多く飛んできて雨に流され排水口に集まります
枯葉に覆われたドレンは穴がつぶれ、雨水は遂にプールとなってしまうのです
実はこの現象は今まであっちこっちで見てきた現象です
計画段階でのドレン金具の選択ミスです
目が小さすぎるんですね
一般家庭で言えばバルコニーによく設置されていますが、普段から歩き回る場所
なだけに掃除ができますが、屋上やポーチ屋根というのはわざわざ掃除しに
上がらなければならないので、掃除が行き届かないのです
その結果気が付かないうちに屋根から雨漏りに繋がってしまうのです
ドレンに一斉に集まる枯葉を目皿に近づけないように出来ないものか
掃除をしながらず~っと考えていました
目皿の目前で塞き止めてしまい隙間から流れた雨水だけを竪樋に導く
仮に詰まっても上の方から空気が入るようにすると、長い間流れ続けるんじゃないか
とかいろいろ考えていました
そんなのを考えたら特許取って億万長者か?
一応ネットで調べてみると、案の定既に同じような発想の商品が有りましたね
商品名は「つまらないものですが」
いいネーミングですね
やはりこの形になるのかいなって感じです
これを排水口にすぽっと被せ、少々枯葉が寄り付こうともどんどん上の穴から
水は流れるという考えでしょうね
でも、一番上の穴まで行けば既に20センチの深さのプールが出来ているという
ことになるんでしょうが… それまでには2~3年かかりそうですね