ほんの少しずつ気温は下がり、いつの間にか秋の気配が感じられます
夏の太陽光をしっかり浴びた温水器はしだいに役目を終え、
時には薪ボイラーの出番がぼちぼちやって来るのです
太陽熱温水器は太陽さえ出ていれば多少なりとも水温を
上げてくれるわけですから、それを薪ボイラーに送ってやれば
薪燃料は少なくて済むんじゃない?
って考えている方 それは正解です
実際ガスや石油給湯器にはそのタイプの物がありますからね
わが家の薪ボイラーはATOで2年ほど使っていますが、
今の所接続はしていません
太陽熱温水器か薪ボイラーかを三方弁で切り替えて使うだけです
なぜしないのか?
実は配管がゴチャゴチャするからです
パターンは限られていますよ
- 太陽熱温水器を単独で使う場合
- 薪ボイラーを単独で使う場合
- 太陽熱温水器のぬるま湯を薪ボイラーで沸かす場合
つまり水道水の温度が太陽熱温水器の温度より低ければ、
併用した方が薪を必要としないのですから省エネになります
それはそうなんですけど、配管をどうするのかです
ガスや石油のボイラーなら直接流入口から入れてやって、適温まで
沸かせば良い事ですが、薪ボイラーは構造が熱交換によるモノなので、
ボイラーの貯湯水温が太陽熱温水器の水温より低ければ、
逆に温度が下がってしまう為意味がありません
ですから、太陽熱温水器の配管は薪ボイラーの熱交換した
後に繋いでやる必要があります
(太陽熱温水器単独の場合もあるので)
勿論、前にも繋がないと加熱できないですからね
そうすると三方弁や逆止弁を配置し、流れを作る必要が
あるわけです
太陽熱給湯器接続例(協和建設資料より)
これだけ見てなるほどなと解る人はごく少数でしょう
こんな風になるとこれって省エネを考えるなら、
- 太陽熱温水器のぬるま湯を入れる
- 温度の低いのを上げるため、薪ボイラーで補う
- 混合水栓の給湯のみで温度調整する
っていう方法でOKじゃあないでしょうか?
これは太陽熱温水器とボイラーのお湯の配分が難しい
というわけでわが家は
「太陽熱温水器のお湯は適温以下なら使わない」
という風にしています
だって燃やす燃料自体が山から拾って来たものだから
燃やす手間は慣れたら10分程度でしょう
後は勝手にボイラーが沸かしてくれますからねぇ