築30年ともなると
家って案外傷んでいるものです
外観上では分かりにくいものですが、実際レベルを測ったりすると
一目瞭然 びっくりするほど傾いていたりしますね
最近入った現場では地盤の悪さからか
かなりの狂いようでした
4mの間で30ミリの沈下です
この部屋をリフォームするわけですが
3センチ傾いた部屋を水平に床を貼ると
壁と床が直角ではなくなりますので
不都合が生じます
今回は完全に床を水平にせず、柱や壁の傾きも微妙に修正し
新設の壁や建具を不具合の起きないように設置しました
このような細工は中々難しく
さらりとやって退ける大工も少なくなってきました
この所スピード勝負の現場ばかりを見ていましたが
やはり大工工事の原点は正確な納まりと
見栄えの良さが重要だと感じます
但し、やはり手間はいつも以上に掛ってしまいますけど…