毎日生活する上で住み心地を左右する間取りは
容易にその時の気分で決定するべきものではない気がします
しかしながら、多くのプランを考えていますと
セオリーのようなものが見えてくる気がしますね
設計者の多くは住む人の動線を考えて
無駄のない、生活様式に合ったプランを捻り出します
それは生活の習慣や趣味にも大きく関係して来ますので、
現在住んでいる部屋を見せてもらう事はとても重要な事です
「いやぁ~、部屋散らかしてますので…」と
見せたくない気持ちは分かるのですが、片付け方一つも
参考になるので、本当はありのままを見せる方が良いような気もします
さて、間取と言えば迷う事も多くありますが
その中の一つに「水回りを集中させる方が良い」という
セオリーがあります
住宅建築の金額の多くを占める水回り
給水、給湯、排水管、場合によりガス管
これらが近い距離で集中していれば当然配管距離は
短くなり、材料費も工事費も安くなるという発想です
又、給湯に於いてもキッチンとバスルームの距離が離れていると、
お湯が出るまでの時間がストレスになるのです
勿論エネルギーの無駄遣いにもなります
浴室のシャワーとキッチンで使うお湯はタイムラグが少ない程
良いのは当然ですよね
給湯器は使用箇所の間に置くのが普通でしょうか
とはいえ、水回りを近くに配置するという事は他を犠牲にせざるを得ない
場合も出てきますので、何を優先するのかをじっくり話し合わなくては
なりません
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