さて薪ボイラーを使い始めて1ヶ月も経ちますと、色んなことが分かってきます
このボイラーを導入する前に下調べがあまりにもしていなかったので、
失敗した部分も結構ありました
まず、ミキシングバルブについてです
ミキシングバルブはボイラーで沸かしたお湯が高温になりますので、
このまま給湯管を流れて行ってしまうと火傷をしてしまう恐れがあるため、
水を混ぜて設定以上の温度が出ないようにする器具です
実はこのミキシングバルブ 2種類の器具が用意されていまして、温度設定に
違いがあります
ひとつは26.6~82.2℃の設定
もうひとつは37.7~62.7℃の設定 この二つは金額も違います
(当然範囲が広いほうが高価、1万円ぐらいの差額)
そこで、どっちを選択するべきか?ですが、
勉強不足の自分はこう考えました
”もしも浴槽内のお湯が冷めたら、追い炊きができないのでなるべく熱いお湯を入れ
たくなるだろう ならば迷わず温度設定の広い方だな”
と 高温差し湯を考えたんです
ユニットバスを選ぶときに、給湯器が薪ボイラーだと自動止水はできないので
水栓金具で計量機能が付いたものを採用しました(自動計量止水栓)
(薪ボイラーでは満水になってもブザーも鳴らないし、お湯も止まりません)
ところがその場合、熱いお湯だけを出すことは出来ないんです
計量と同時にサーモが働き、温度が抑えられてしまうんですね
最も熱いのを出しても60℃までの設定です
結局、82.2℃の温水は出ないわけです
ということは、そのミキシングバルブを付けても意味がないですね
ミキシングバルブを通過して直ぐの温度が分かれば良いのですが、
その温度は今はわかりません
只、浴槽に入るサーモを通過したお湯はたとえボイラーの貯湯温度が
65℃でも40℃位にしかなりません
この原因はミキシングバルブの不正確さなのか、自動計量止水栓の仕様なのか
まさかのボイラー熱交換の限界なのか原因は掴めていません
どの問題か複数の問題か分かりませんが、ボイラーが65℃ならせめて
50℃位の温度のお湯が出て欲しいところです
なぜなら浴室の設定温度で最高温度にしても出てくるのが40℃だと
さらに薪を焚く必要がありますから (熾火が無い場合)
もしかしたら単純な2バルブの混合水栓なら65℃のお湯が出るかもしれません