なんか朝から頭と体がふわふわしている。目の前が一瞬消える感覚になる。寝不足のせいなのかと思ったけどいつも通りの睡眠時間。ん~、なんでだろう~、なんでだろう~(テツandトモ風に)。昨日も書いたけど僕は夏が大嫌いなのでこうなってるのは夏のせいにしよう。
Archive for 8月 3rd 2011
いや~暑い 作業服は汗でべっとり 着替えをしながら仕事をしなくちゃいけません
こんなに照りつける日差しを浴び続けたら、皮膚がんにでもなっちゃうんじゃないだろうか?
最近の陽射しは特に痛いような気がするし…
我々の体は肌が太陽の紫外線(UV)に当たると体内にビタミンDが生成されますよね。UVの密度は太陽の傾きが低くなるとガックリ減ります
そのため温帯…特に高緯度の地域の住民は赤道付近の10%程度しかUVを浴びることができないのです
まず米国と欧州では生活の大半を野外で過ごす農耕社会から生活の大半を室内で過ごす製造社会へと社会が一変しました
また人々の移動手段も窓で四方囲まれた車になりました。ガラスは太陽の紫外線を反射するのでビタミンD生成の妨げとなります
1950年代後半にはエアコンが広く普及し始め、1970年代に入ってエアコン価格が下がると人々は窓を開けっ放しにしておくのをやめました
さらに窓枠に固定するタイプのエアコン人気が加速。自宅でも職場でも我々の体に届く唯一の太陽光はUVを遮断するガラスを通して入ってくる光ぐらいという状況です
太陽を避けた結果、血中に自然に育まれるビタミンDは自然が元々意図した量のほんの一部となり、これが原因でいろいろ恐ろしいことになっている、がん罹患率の大幅増加もそのひとつだ、というのです
強い日差し(4月から8月にかけての11:00 AM-3:00 PMに差す日光のような強度)の中にたった10分ボケッと突っ立ってるだけで、人の体内にはなんとコップ200杯分のビタミンDができるそうです
幼児期の自閉症、ぜんそく、自己免疫疾患が爆発的に増えていることは今や誰でも知っていること
それもこれもみんな太陽から子どもを遠ざけた時点から始まっていたんですよ
肌が赤くならない範囲でどのぐらいの日光までなら消化できるか、それは本人が一番良くわかっているよね
ものすごく色白な人、ブロンドの人、赤毛の人でもない限り、強い日差しに一度に10分から20分当たっても問題ないでしょう
日なたに短パン1丁で寝そべって、仰向け・うつぶせで表裏5~10分ずつ浴びること。UV密度を決めるのは太陽の高さです
地面に落ちる自分の影が自分の背丈より短かったら、その体で結構な量のビタミンDが生み出せるはず
ビタミンDが不足すると、血液中のカルシウムやリンの濃度が低下します。これらのミネラルの吸収にビタミンDが必要だからです
体はビタミンD不足を補おうとするため、血液中のカルシウム濃度を増やす副甲状腺ホルモンの濃度が上昇することがあります
ビタミンDが不足すると、健康的な骨を維持するのに必要なカルシウムとリンが十分でなくなるため、子供の場合はくる病、大人の場合は骨軟化症という骨の病気になります
最近のガラス窓にはLow-Eガラスという特殊なガラスがあるのを知っていますか?
このLow-Eガラスは、ガラス面に金属膜をコーティングすることでつくられています
金属膜といっても、薄く色が付く程度のコーティングです
Low-Eガラスは紫外線も反射させるため、畳や家具の日焼けを防ぐ効果もあります。しかし、紫外線ではなく、赤外線を反射させる目的で使われるのが普通
例えば、夏の西日が入る窓にLow-Eガラスを用い、西日の暑さを和らげる目的で使われたりします
ちなみに、夏の西日が暑いのは、遠赤外線を多く含んでいるからとされます。遠赤外線は、冬は体を芯から温めてくれるため、ありがたいものだが、夏場は迷惑
そこで、遠赤外線を反射させるLow-Eガラスが効果的になるわけです
こんなに良い物があるというのに、我々の身体にビタミンDが不足してはいけません
適度の日光浴をしましょう
by tetsu